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岡山市内のサービス付き高齢者向け住宅で働く「元さま」の介護に対する暑苦しい(寒いかも)持論です。

なんのために仕事をするのか

 何のために仕事をするのか?私の場合、それはもちろん、生活のためにお金が必要だからです。

 高齢者のためだなんて厚かましいことは考えていません。

 自分のために一生懸命やることが、誰かの役に立つことはあるかもしれませんけれど、役に立とうだなんて厚かましい考えは、そもそも上から目線の自己満足だと思います。

 自分の生活のために、お客様にサービスを提供しているというスタンスです。
 自分の生活を豊かなものにするためには、より多くの質の高いサービスを提供しなけらばならないでしょう。

 困ったことは、最近は、金なんてどうでもいい、適当に暮らせるだけの金があればいいという者が多いということです。



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職場は自分に合わせてはくれない

 従業員は大切です。だから、従業員の望みはできるだけ叶えてあげたいです。だけど、なんでもかんでも個々の言い分に合わせることはできません。従業員は、あくまでも従業員です。会社に使われている身であるということをわきまえないといけません。

 介護事業所を転々と転職している方は、職場に何らかの不満があって、次々と転々としているのでしょう。だけど、不満だからやめるという考え方では、いつまでたっても理想の職場を見つけることなんてできません。
 そういう考え方の方は、もう介護から足を洗った方が良いでしょう。絶対に、あなたが希望するような職場は見つかりませんから。というか、介護以外の仕事を選んだところで、同じことの繰り返しでしょう。

 不満があるなら、それを何とかしようとしましょう。意見を言うことは大切ですけれど、文句を言うことは、何とかしようとしていることではありません。
 また、あなたの不満は、自己中心的な考え方かもしれません。自分がどういう人間なのか、自分の考え方を変えることも必要かと思います。

 基本的に、企業はお客様のために活動しているわけです。従業員はその次です。

 自分の居場所は、人から与えてもらうものではありません。自分で作るのです。会社に求め続けても無駄ですから。自分でつくるのです。



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権利と義務と責任と

従業員の権利は守ります。

従業員とは、義務と責任を果たす人のことです。それ以外は従業員とは認めません。従業員未満です。

権利を主張できるのは、義務と責任を果たすことのできる者のみです。

義務と責任を果たすことのできない者には、働く権利も与えられません。

去るのみです。

往々にして、権利ばかり主張するのは、義務と責任を果たせない者だったりします・・・。

権利は守って差し上げます。それで気に入らなければ、自ら去る道を選べばよいのです。

繰り返しますが、権利を主張できるのは、義務と責任を果たすことのできる者のみです。


という考えです。私は。


介護職の義務と責任はなんでしょうか?



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ファミレスに学ぶ

 今夜は、肉分を補給したくなり、近所のファミレスでステーキを摂取しました。

 私は、ファミレスをちょいちょい利用します。それは、ファミレスは私にとって心地よい空間だからです。
 ファミレスに行って、いつも感じることがあります。それは、ファミレスのスタッフは洗練されたサービスをしているということです。

 私が利用するファミレスでは、食事時のどんなに忙しい時間帯でも、フロアスタッフは2名でやっています。たった2名のスタッフで、感じよく、テキパキと仕事をこなしています。

 老人ホームの食事時と比較してみてください。
 老人ホームでは、食事介助という、ファミレスには無いサービスがありますけれど、同じ料理を、決まった人数に配膳し食べていただくという、ファミレスに比べたらとても簡単な仕事だと思います。でも、ファミレスと比べて、バタバタしていると思いませんか。それは、もてなしの気持ちが無いからです。
 100歩譲って、もてなしの気持ちなんかなくても構いません。もてなしのマニュアルが無いからです。事業所自体に、もてなしの思いが無いから、もてなしのマニュアルが無いのです。

 ファミレスでは、テーブルに呼び出しボタンがありますね。老人ホームに見立てたらナースコールです。ファミレスみたいに食事時に頻繁にナースコールが鳴ったら、老人ホームではどうなるでしょうか?
 それでもファミレスでは、丁寧な接客が行われています。

 帰り際に外を見ると、スタッフ募集の垂れ幕がありました。時給850円です。
 老人ホームの正社員と、どっちがいい仕事してるでしょうね?



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投稿ボツネタ「社会全体で認知症への理解を」

 先日、3月5日の朝日新聞に投稿が掲載されたばかりだけど、昨日また、投稿掲載予定の電話が掛かってきた。
 そして今日、「申し上げにくいのですけれど、先日掲載されたばかりなので」ということで、掲載見送りの電話が掛かってきた。

 掲載見送りは残念だけれども、別に申し訳なく思っていただく必要はない。選ぶのは朝日新聞なのだから。

 ということで、ボツネタになったので、遠慮なくブログに掲載させていただくこととする。
 以下、投稿内容。


「社会全体で認知症への理解を」

 認知症の方の行動を表す言葉に「徘徊」という言葉が用いられますが、徘徊という言葉は適当なのでしょうか。そもそも徘徊とは、「意味もなくうろうろする」という意味だと思います。私たち介護職は、「認知症の方の行動には意味がある」という教育を受けています。徘徊と称している行動にも認知症の方にとっては意味があると言われています。
 さて先日の、愛知県で認知症の男性が電車にはねられ死亡した事故を巡る裁判の判決。家族は「暖かい判決」と言い、メディアは「画期的な判決」と評価していますが、私は少し違和感があります。男性をはねたJR側には責任は無かったのでしょうか。
 認知症男性は、駅構内から線路に降りたと報じられています。認知症の方が、簡単に駅構内から線路に降りられるような状態で電車を運行しているJRに責任は無なかったのでしょうか。認知症高齢者や小さな子供が、線路に降りることを予測し、必要な安全対策を施す責任はなかったのでしょうか。
 超高齢社会、認知症高齢者は、私たちのまわりに当たり前に存在しています。認知症の方も、そうでない方も、共に当たり前に安全に暮らすことのできる環境の実現が目指されるべきだと思います。認知症の方の行動を、ひとことで「徘徊」で片付けてしまわない、社会全体としての、認知症への理解が必要だと思います。


 上記が投稿内容です。
 断っておくけれど、私は投稿マニアではない。これまでに投稿したことは、今回も含めて4回ほど。内、地方紙の山陽新聞と、朝日新聞にそれぞれ1回ずつ掲載された。
 これまでの掲載確率は、50%ということになるけれど、たまたまでしょう。

 投稿は、本当に疑問に思うことや、言いたいことがある時に行った。これからも、そういうスタンスで行いたい。



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キライな人と旅行に行きたいですか?

 この時期、お花見の計画なんてものを、どこの施設でも行っていたりするでしょう。
 しかしそれは、「春だからお花見に連れて行く」「連れて行ってやったら喜ぶだろう」という上から目線の考えでもあったりするのです。

 確かに、季節感を味わうことや、外出を楽しむことは大切で、計画されるべきです。しかし、上から目線の計画では、単に体が物理的に移動するだけで、精神的には苦痛だらけだったりするのです。

 わかりにくいので簡単に例えるならば、あなたなら、キライな人と旅行に行って楽しいですか?大切なのは、どこに行くかよりも、誰と行くかではないですか?

 外出計画は、心のケアとして行われるものでしょう。
 どんなサービスも同じです。大切なのは、どんなサービスを、誰から受けるかなのです。



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行政の抜き打ち指導では虐待は防げない

 来年度より、介護施設への抜き打ちの実地指導が行われることが決まったそうです。川崎市の有料老人ホームでの突き落とし事件などを受けてのことでしょうけれど、抜き打ちの実地指導で、虐待や事件を防ぐことができると本気で思っているのでしょうか?

 明らかに目に見える身体拘束や虐待を行っているような事業所は、まずないでしょう。実地指導で身体拘束や虐待が発見できるとすれば、そういう事業所だけです。多くの虐待は、目に見えないところで起こっているのです。

 なので、抜き打ちの実地指導では、身体拘束や虐待の防止を防ぐことはできません。

 一番やらなくてはならないのは、事業所自体の、虐待防止の取り組みです。
 行政が、抜き打ちの指導を行うのではなく、事業所自体が、自らの事業所の職員を抜き打ちでチェックするのです。

 行政の抜き打ち指導は、夜間行われることはないでしょう。
 多くの場合虐待は、夜間に起こります。
 事業所自体が、自らの事業所の夜勤者の行動を、抜き打ちでチェックするのです。その仕組みをつくるのです。それを行っているか、行政で指導するのです。それを行っている事業所に加算をするのです。



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排泄ケアにおける、素人丸出しの考え方

・お客様の目線で、自分の仕事に責任が持てるのがプロ
・自分の都合で、責任を持てないのがアマチュア

と申しました。

 例えば排泄ケア。
 お客様(ご利用者家族)に対して、「漏れるからもっと大きなサイズのパッドを用意してください」とか、「この紙パンツは、フィットしていないから漏れます」などと平気な顔をして言えるのは、ド素人としか言いようがありません。

 そもそも、オシメやパッド類という物は、家庭における介護負担の軽減のために使われるものだと私は思います。
 いかにして自立した排泄ができるように支援できるか、オシメやパッドを使わないようにできるかを考え、実行するのが、排泄ケアにおける介護職の務めだと思います。
 それを、やれ「大きいパッドを用意しろ」だの「紙パンツが悪い」などと、自らの手抜きを、パッドやパンツのせいにするのは、介護職としての意識レベルが低すぎると言えます。

 漏れるのは、適切なタイミングでトイレ誘導ができていないからではないですか?パッドの当て方が下手くそだからじゃないですか?パッドの容量を超えるまで放置しているからではないですか?

 お客様の自立支援や経済的な負担を考え、排泄ケアができるのか、プロの排泄ケアです。

 なに当たり前のこと言ってんだろうか・・・。当たり前の考え方ができない介護職が多すぎるのです。
 自分で書いてて、書いてる内容がくだらなすぎてイヤになりました・・・。



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常識とは、誰の目線で考えるか

 新国立競技場の聖火台の事が話題になっている。

 採用されたデザイン者は、デザイン要綱に聖火台の事が無かったと言う。なるほど、要綱に無ければ、聖火台の事は考えていなくても納得できる。しかし、不採用のデザイン者は、オリンピックの開・閉会式が行われるメインスタジアムなのだからという理由で、聖火台の設置を考慮したデザインとすることは常識だと言い、実際デザイン案にも聖火台の事は考慮されていたと言う。

 不採用のデザイン者が、常識という言葉を使っている。この二人の言い分は、どちらも常識的に考えて違和感のない言い分ではある。しかし私は、不採用のデザイン者の常識を支持したい。

 常識とは、利己主義であってはならないと思う。常に、相手の立場に立って考えるべきだと思う。
 この場合の相手を、デザインの依頼者とするならば、採用案のデザイン者の常識は納得できる。しかし、新国立競技場は、ただの競技場ではない。オリンピックのメインスタジアムなのです。オリンピックのメインスタジアムとして使われることを考慮してデザインされるのが常識だと私は思う。つまり、採用案では、最終的に目的にかなってないのです。それを使う者のためを考えられていないのです。

 言いたいことは、競技場のことではない。
 介護の世界の常識は、往々にして、介護職員の利己的な常識なのです。お客様(利用者)のことを第一に考えた常識でないのです。だから、やれ人員が足りないだの、待遇が悪いだの、給料が安いだの、介護職都合の問題ばかりクローズアップされるのです。お客様の目線ではなく、自分の都合ばかり言っているのです。

 誰のための、何のための介護なのか。介護職員が楽をして金を稼ぐためではないのです。



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3月5日、朝日新聞「声」掲載

 3月5日(土)、朝日新聞「声」欄に、私の投稿が掲載されました。
 投稿内容を載せたい所ではありますけれど、ブログとの二重投稿は不可ということと、新聞投稿とブログは別物(ブログでは新聞よりもどぎつい事を言う)なので、転載は控えます。

 どうしても見たい人は、何とかして手に入れてください。



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